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2008.06.16 Yellow Peril は終わっていない ―しかしまぁ何ですな、先日から急激にアクセスが減ってランキングが急降下しているわけですが―ポイントはわりに解りやすいように思います―まぁ、昨日も書きましたが、ランキングなど知ったことか、と開き直れば逆に書きやすいとも言えます(笑)。
先日から何度も欧米や白人について書いているわけですが、それは導入部…いや、白人的思想や白人的正義、白人のレイシズムについても当然書きたいことがあるにせよ、それを前フリとして何を書こうとしていたのかというと、チベットなのですね。 ―これまでほとんど触れてきませんでした。最初…というか、例の大規模な騒乱が発生した時から一貫してずっと。なぜか。今まで適当にお茶を濁していましたが^^書きやすくなったので以下に。 ダライ・ラマおよびチベット亡命政府は、過去約半世紀にわたり、欧米による『反中国』キャンペーンの象徴だった ―わけです。これは想像や陰謀論の類ではなくて、事実です。ダライ・ラマ14世が、50年代〜70年代にかけて、CIAから資金援助を受けていた話は有名です。要は活動資金、工作資金を受けていたわけです。そして、それは当然、西側諸国(というより西側白人)による『アンチ・チャイナ』『アンチ・コミュニズム』の大キャンペーンであったのです。 ![]() ―こういうことですね。 ダライ・ラマおよびチベット仏教(以前は『ラマ教』と呼ばれていました)は、ダライ・ラマ14世のノーベル平和賞受賞あたりから日本でも知名度が上がってきたように思いますが、欧米では何十年も前からずっと有名でした。―なぜかって、そりゃあ『アンチ・チャイナ』の象徴としてずっと大々的に宣伝され、神輿として高く高く持ち上げられてきたからです。要は白人に利用されていたわけです。戦後の、新しい『黄禍論』みたいなものへの対抗として。―双方の利害が一致したのでしょうが。 ―またロックの話になりますが^^有名な"Tomorrow Never Knows"という曲があります―Mr.Childrenではありません(笑)。ミスチルの同名曲は、当然これからタイトルだけいただいたわけです―ビートルズの、1966年のアルバム『リボルバー』のB面(この表現も古いっす)ラストを飾るナンバーで、「ロック好きなら、知らないとモグリ」というくらいの、超のつく有名な曲です。サウンドもすごいです。古いも新しいもありません。サイケというかアシッドとしか言いようがない音です^^ロックは、この一曲だけで3年は進んだのではないでしょうか。 で、この曲なんですが、歌詞の一部が『チベット死者の書』から引用されています。これの作者はジョン・レノン―この人については、特に政治系では誤解があるのでいずれちゃんと書くしかないです、個人的に―で(クレジットは『レノン=マッカートニー』)、ジョンがソロで歌っているわけですが、レコーディング時のイメージが「ダライ・ラマが山のてっぺんから歌っているようなサウンド」「4000人の修行僧が歌っているような感じ」だったそうで、またこんな説明があっさりと簡単に理解されていたわけです。―要は、この時代には既に、ダライ・ラマは英国でも有名人だったということです。40年以上も前に。 ―ということで、英国BBCによる、ダライ・ラマおよびチベット亡命政府とCIAの関係の特集番組↓ 【BBC・日本語字幕】The Shadow Circus CIA in Tibet 01 ↑これは1〜6まであります。―ちなみにこの番組は、最後のクレジットに出てきますが、ダライ・ラマおよびチベット亡命政府が協力して製作されています。また、英国BBCの製作なので、当然中国寄りではなくて、完全にチベット視点で描かれています。―米国の、チベット(というよりもダライ・ラマと亡命政府)への深い関与は疑いの余地がありません。また、非暴力を標榜しながら、実際はCIAの全面協力の下、ゲリラ戦や、武装闘争が続けられてきたことが判ります。 ―それから、北京五輪の聖火リレー妨害で話題になった、『国境なき記者団』。これはフランス人が代表ですが、米国から資金援助を受けているようです↓ 全米民主主義基金 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E7%B1%B3% E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E5% 9F%BA%E9%87%91 Behind the anti-China Olympics campaign http://www.workers.org/2008/world/anti-china_olympics_0403/ ―CIAによる"The Shadow Circus"は70年代前半に終了しましたが、言うまでもなくその後も、現在に到るまで、ダライ・ラマおよびチベット亡命政府と、欧米とのコネクションは強力です。ノーベル平和賞も、もちろんその一環でしょう。 ―なので、今年3月に起こったチベット騒乱、そしてそれに続く『フリー・チベット』。これらについては、(発生原因が)プロパガンダである疑念が拭い去れません。―というか、五十数年前の中国人民解放軍によるチベット侵攻、その後のチベット人弾圧、中国化等については事実でしょうが、3月のチベット騒乱については、普通に考えるとこの時期、五輪前に中国共産党は騒ぎを起こしたくないでしょう。誰が引き金を引いたのか不明です。まぁ、欧米諸国の反応が決して大きくないように見えるので、今回は欧米はたぶん…あまり関与していないのかもしれません。 ―もちろん、チベット人の一般人の皆さんについてどうこう言うわけではありません。ただ、『フリー・チベット』なるキャンペーンはどうなんだ、と。そもそも、ダライ・ラマおよびチベット亡命政府というものが、本当にチベット人の利益を代表しているのか。これには正直疑問符がつきます。 だいたい、件の亡命政府は、元々はチベットの特権階級だった人たちで構成されているわけでしょう。そして、バックには常に欧米、白人の影が見える。亡命政府というくらいだから、当然チベットに居なくて、インドにある。いや、どうなんでしょうね。解りませんが、中国共産党侵攻前の昔のチベットは、過酷な農奴制だったという話がありますが、元々の地理的条件、環境、気候的条件を鑑みると、あの地が桃源郷であったとは非常に考えにくいのです。 ―それから情報。これは、中国共産党発と、チベット亡命政府発しかないわけです、基本的に。―中共の発表が信憑性に欠けるのは解ります。そのとおりでしょう。―しかし、かと言って、それではチベット亡命政府の発表が全面的に信頼に足るかというと、これもどうなんでしょうねぇ。悪いですが、私には、多少の疑念が拭えません。また、亡命者サイドの発する情報というのは、往々にしてそういうものでしょう、一般的には。―朝鮮の、上海臨時政府とか。この例が相応しいかどうか不明ですが。 それと、昨日のエントリーで紹介したニュースにもありましたが、上述したように、西欧を中心とする、『アンチ・チャイナ・キャンペーン』があります。中国を取り巻く情報は、多くは何らかの強力なバイアスがかかっていると考えられます。中国自身の発表にせよ、他国の発表にせよ。それぞれ逆方向でしょうが。 ―いや、もちろん、今の中国共産党を支持するという意味ではありません。だから端的に言うならば 『フリー・チベット』なる主張は、要は中国を叩くための方便 ―なのだろうと解釈していたわけです。そして、それならば、あまりコメントしたくないですね、というのが正直なところだったので、あえて触れなかったわけです。―実は上記のような内容を書きたかったのですが、まぁ、何と申しますか、「ランキングなど知ったことか」に到り、初めて書くことが出来たようなわけです(苦笑)。 しかし何というのか、うーむ、いや、まぁいいや(笑)。 ただ、欧米のキャンペーンに乗せられているような気がするわけで、それは果たしてどうなんだ、と思ったりする次第です。
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