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2008.06.22 勝新 the GREATEST ―こいつは困った、更新できんではないか( ゚д゚ )
というわけで今日はいきなり映画!右のほうにも出ている、日本映画の金字塔とも言える名作、『兵隊やくざ』シリーズの紹介だっ! お約束ではないですが画像↓ ![]() ―一応シリーズの紹介ですが、これは65年(昭和40年)〜68年(昭和43年)にかけて、大映により製作された大ヒット戦争アクション映画シリーズで、全8作品となっています。その後、言うまでもない主演の勝新太郎が自ら『勝プロ』で製作した『兵隊やくざ 火線』という作品もありますが、これはソフト化されていないようです。 ―全部で8本もあるので、一作ごとの紹介などは当然ながら省きます^^まぁ、実はこれ、ご覧になればすぐに解ると思いますが、第一作『兵隊やくざ』(65年)は、ラストから推測すると、シリーズ化の予定はなかったと思われますが、予想外に当たったものだから、急遽シリーズ化したという黄金パターンなのですね(笑)。 まぁ、とりあえず第一作から観てくれ、と、それだけの話なんですが^^一応全体的な紹介をば。 ―えーと、理屈とか思想とか、あまりありません(笑)。痛快娯楽戦争アクション映画。愛と勇気。そして笑いと哀しみ。今ではとても考えられない王道というかストレートで来ます。 ―うだうだと説明するよりも、まず主役の大宮貴三郎(世界の勝新)と、有田上等兵(時々一等兵に降格する田村高廣)のコンビがあまりにも最高!元ヤクザで、無学で異常に喧嘩が強く一本気、無類の女好きで酒好きの大宮と、インテリで喧嘩はしないが頭が切れ、正義感の強い有田(上等兵どの)、二人のコンビネーションと言いますか、厚いというか熱い(笑)友情ですね、これが本当に素晴らしいわけです。 そして、基本的には、この二人がコンビネーションプレイで反抗と脱走を繰り返す映画です(笑)。ただ、誰に対しても反抗ばかりするわけではありません。 世界の勝新といえば、やはり『座頭市』が代表作で、そして『悪名』、その次くらいにようやく『兵隊やくざ』が出てくると思います。私はこれらをほとんどDVDで観ましたが(笑)、いやーこれが圧倒的に最高だと断言します。座頭市も嫌いではないですが、やはり兵隊やくざ。―なんちゅうかですね、勝新があまりにも大宮にはまり過ぎていて(笑)、自然すぎるので演技という感じがしない(笑)。―「勝新、そのまんまやんけ」と思わず勘違いしてしまうくらいにはまり役です(笑)。本当はそのまんまではありません(笑)。 ―まぁ、このシリーズについては、本当はこれだけで3本はエントリーできるくらいなので(笑)、とりあえず何から紹介するべきか困っています^^ あ、まずタイトルでもある『兵隊』という言葉ですが―これは本当は当たり前なのでしょうが―このシリーズではこの言葉が正しく使われています。―要するに、『兵隊』『下士官』『士官』とちゃんと分けているわけです。今のように、軍隊や軍人を、何でもかんでも『兵士』などと呼んだりは決してしません。だからこの映画の『兵隊』は、まさに兵隊であるわけで、下士官や将校ではないのです。 作中でもこのあたりはちゃんとしていて、このシリーズにはよく慰安所の類が登場するのですが、たとえば、軍服姿の男を見て、将校・下士官専門の芸者や慰安婦が言うわけです。「ここは兵隊さんの来るところじゃないわよ」とか。―このあたりを理解していない人からすると、「何を言ってるんだ」となるでしょうが、さすがに当時の映画はそのあたりしっかりしています。 ―そう、『兵隊』なんですね、これは。下から描いた映画なわけです。まずそこがいい。高級将校はほとんど登場しません。下級将校と下士官はよく出てきます。 下から描いているので、本来あまり重くない、コメディ的な映画なのにかかわらず、軍隊―というか兵隊、それに満洲や北支にいた芸者や慰安婦、あるいは民間の日本人たちの、「思えば遠くへ来たもんだ」的な深い哀しみというか哀感が画面ににじみ出ているようです。基本的に痛快娯楽映画で、もちろんフィクションなのに、時々妙にリアリティがあり過ぎるような感じがします。そのへんがまたたまりません。実にいいのです。 映画のストーリーや大宮のキャラクター等は完全に作り物で、「あり得ない」ような破天荒なものですが、軍隊の描写や戦闘などについては、これはおそらくかなりリアルに作られていると思われます。―なんせ終戦から20年しか経っていない時期の作品ですから。製作側も、観客側も、本当の戦争、あるいは軍隊体験者がほとんどだったことでしょう。だから当然、普通に作ってもリアルになるし、おかしなものを作ったら非難の嵐だったことでしょう。また、破天荒な人物を描くのだから、舞台たる軍隊にリアリティが欠けていたら作品が台無しになってしまいます。 ―慰安婦やそれに似た類は、ほぼ全作に登場します。―それはたいていの場合、悲しい背景を持っていたり、厳しい境遇だったりするわけですが、いわゆる『従軍慰安婦』として現在喧伝されているようなイメージとはかなり異なり、また慰安婦強制連行などは微塵も感じさせません(苦笑)。―おそらく、これがわりに正確な描写なのではないかと思われます。―従軍慰安婦などというよく分からない問題が出るよりずっと前の作品なので、ニュートラルに描かれていると考えてほぼ間違いないでしょう。 ―ちなみに、第三作でしたか、世界の勝新自らが女たちを連れて『ピー屋』(つまり慰安所)を開く話もあります^^ 軍隊や戦争そのものについては、特に否定も肯定もしていないと思いますが、軍隊というものの恐ろしさや不条理、戦争の理不尽さが嫌というほど描かれており、まぁ、なんちゅうんですかねぇ、うーむ、やっぱり実際に軍隊、戦闘に参加された方々というのは、多くはこのような感じだったのではないかと改めて思ったりします。特に、『兵隊』だった人たちはその傾向が強かったのではないかと想像できます。要するに、基本的には厭戦的なんですね。―映画そのものは痛快路線なのですが(笑)、軍隊についてはやはり批判的に描かれていると思います。 ―そういう中での、大宮と有田の厚いというか熱すぎる(笑)友情がまた実に説得力があるわけです。『戦友』と言いますが、本当に一緒に死地をくぐり抜けるとこういう風になるだろうなぁ、とか。ただこの二人はやりすぎです(笑)。―今なら確実に『801』ですか(笑)、そういったマニア層に爆発的に支持されることでしょう(笑)。また、この二人、本当にカッコいいんですよ。勝新は、破天荒な乱暴者でありながら、あのキャラは憎めません。乱暴なのに全然下品じゃないし。田村高廣も、クールで、なおかつ熱い男に描かれていて最高です。 ―60年代の映画なら、既にカラーが一般的だったのですが、これはあえて全作モノクロです(番外篇の勝プロ版を除く)。モノクロ画面と、結構凝ったセット等により、満洲の荒野っぽい雰囲気がかなり出ています。 映画の出来としては、たぶん第一作がもっともよく出来ていると思われますが―ただ第一作はやたらと暴力的で、映画の半分くらい殴り合っています(笑)―他も面白いです。ベタな言い方をするならば、浪花節でありヒューマニズムなのですが。 まぁ、愛と勇気ではないかと(笑)。愛と勇気と、切なさ。個人的には、第四作ですかね、満洲からの引き揚げ―というより避難民を、有田(田村高廣)が助けるシーンなどが何とも言えません。有田が―われ先に逃げようとする将校たちを機関銃で脅し―民間人の避難民を助けて先にトラックに乗せ、自分はソ満国境に残るわけですが、ラストでトラックに有田が乗っていないことに気づいた大宮(世界の勝新)は、せっかく女連れで(笑)脱出に成功したというのに、「上等兵どのが残ってる」と、止める小川真由美を振り切り、「上等兵どの〜!」と、トラックを飛び降りて再びソ満国境に向って駆け出すのです。今どき考えられないくらいに、熱いです。 ―これ自体は娯楽アクション映画ですが、かつて日本人が、満洲や支那といった大陸で長く苦しい戦いを行い、そして敗れ、軍隊も民間人も、多くの人々が大変な目に遭いながら日本列島に帰ってきたという、そういった歴史をフィルムに残しているわけで、その点でもこれは貴重な映画ではないでしょうか。 ―何より世界の勝新と田村高廣のコンビが本当に最高で、理屈抜きにお薦めで、価値のある作品だと思います。このシリーズはかなり有名なので、たとえばTSUTAYAなど、大手のレンタル店にはたいてい置いてあると思われます。
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2008.04.28 あゝ決戦航空隊 ―昭和27年4月28日は、我が国の主権が回復された日だということで、一応それに関連して―若干強引ですが^^―大東亜戦争にかかわる話です。
絶版となっていたものが、一昨年再版となっており、先日購入したのがこれ↓
まぁ、右のほうに出ておりますが(笑)。ご覧のとおり、『大西瀧治郎伝』です。有名かと思いますが、大西瀧治郎海軍中将は、『特攻の創始者』とされている人です。 で、実は↑これを原作として映画化されたのがこれだったり↓
これも右のほうに出ていますね、最初から(笑)。 映画のほうは何度も観ておりますが^^原作のほうは初めて読みました。 うーむ、結構原作に忠実な作りになっていたのですね、これは。 この映画はかなりマイナーな作品なので(苦笑)、当ブログをご覧になるような まぁ暗いですからねぇ。その上大時代的(笑)。時々時代劇かと思ったり(笑)。キャスティングから、やくざ映画かと思ったりします(笑)。菅原文太と金子信雄のやりとりは、同年の『仁義なき戦い』かと思います(爆)。実は脚本が同じ、有名な笠原和夫なのですが。その上異様に長い。なんと199分です。観るのがツライというか大変です(笑)。 この映画は当然、海軍の航空特攻作戦と大西中将の生涯を描いた実録戦記モノなのですが、後半はポツダム宣言受諾をめぐる和平交渉の話となっており、そのあたりの大西中将(鶴田浩二)の心情が痛いほど伝わってきて実にたまらないわけですが、ポツダム宣言受諾をめぐる話といえば、有名な映画で『日本のいちばん長い日』というのがあります。 言うまでもなく『日本のいちばん長い日』は名作であり、全編に漲る異様な緊張感と圧倒的な迫力、緩急巧みな展開、三船敏郎をはじめとする役者の重厚な演技、リアル感溢れる演出等々素晴らしいわけで、またセミ・ドキュメンタリーと言いますか、ほぼ史実どおりの話なので、勉強になる映画でもあり、本当に国宝級だと思います。―あれ、どっちを褒めているのだろう(笑)。 そんでもって、『日本のいちばん長い日』にも、この大西中将と、それに海軍厚木三〇二空指令・小園安名大佐が登場するわけですが、これがねぇ、二人ともひどい扱いなわけです。 大西中将は、実際に最後まで徹底抗戦を訴え、「あと2000万人の特攻を出せば必ず勝てます!」みたいな発言をされたわけですが―まぁこの発言だけ見ると確かにクレイジーですね―『いちばん長い日』では、もうそのまんま、ほとんど既知外扱いなんですね。 小園大佐は、日本軍の武装解除命令後も、「厚木基地は降伏せず!」と宣言し、8月20日頃まで三〇二空全体で徹底抗戦を訴え続けた史実がありますが、これも『いちばん長い日』では、まるで小園大佐が狂人のように見えてしまいます。 まぁ、『いちばん長い日』では二人とも脇役、端役なのですが。 ―実は私も先に『いちばん長い日』を観ており、大西中将や小園大佐をそのように誤解していましたが、『あゝ決戦航空隊』を観ると、まったく印象が変わってしまいました。 細かい解説は省きますが、大西中将は正しいです。いや正しいか否かは不明ですが、その心情は大いに理解できます。というかこれこそ正しい軍人だと思いました。小園大佐も同様です。何故この人が終戦後も徹底抗戦したのか、共感できるんですよ、これ。お二人に激しく同意してしまいます。 この二つの点があるため―映画としての出来では『いちばん長い日』にかなり及びませんが―私としては『決戦航空隊』を推したくなるのですね。暗くて長くて重くてクサイですが(笑)。 ちなみに小園大佐は、終始一貫して特攻作戦に否定的だったのですが、大西中将はその考えを認めていたようです。 ところで大西中将は、実は特攻の創始者ではないと思います。この人が第一航空艦隊司令長官としてフィリピンに赴任するよりずっと前から、海軍は回天や桜花等の特攻専用兵器の開発を始めていたわけで、要するにこの人は(誰も受けたがらない)責任を押し付けられて、それを自ら受け、背負い続けたのです。そして、黙して語らず、すべての責任を負って、壮絶な自刃という形で死んでいったのです。最初に特攻隊の編成を命じた時から、既に死ぬ覚悟を決めていたのは間違いありません。 特攻を命ずる者も(すでに)死んでいるんだ― 勇ましい挿話がたくさんあるようなのは戦いがうまく行っていないことを証明しているようなものだ― ところでこの『決戦航空隊』、実は『天皇制批判映画』とも言われています。まぁ確かにそのようなセリフがいくつも登場します。これの脚本は上述したように笠原和夫で、この人は軍隊経験者ですが、実際に天皇制批判論者だったようです。同じ笠原脚本作品で『大日本帝国』という映画がありますが、これにはダイレクトに天皇批判と受け取れる部分があります。ただこの人は、さすがに戦中派らしく、「昭和天皇は第一級の戦犯」と言いながら、「天皇制は、(強大な権力を生まないための)ある種のブレーキの役割を果たしている」とも語っており、単純な左翼的批判ではないようです。 そこで原作の「特攻の思想」ですが、いや驚きました。大西中将自身がそのような発言をされているではないですか。”反天皇派”笠原和夫が創作して言わせたセリフではなかったのです。 こんどの戦争だって、はっきりはいえないが、敗けるかもしれんしな。戦国時代には、どこの領主もみずから出陣して陣頭に立っておるよ。日露戦争のときも、明治大帝は広島の大本営にお出ましになり、親しく戦局をみそなわされている。それがいま、今上陛下は女官に囲まれて、今日なお家庭的な生活を営まれている。ここのところは、ひとつ陛下ご自身にお出ましになってもらわんと困るのだがなあ。 ―うーむ何と現実的というか…。映画では、上のセリフを、児玉誉士夫(小林旭)に言わせていますが(笑)。まぁ他にも、大西中将と小園大佐(菅原文太)の会話で、それを匂わせるような表現が出てきます。あ、米内海相(池部良)との会話でも出てくるな、多いですね^^ そう、原作を読んで思ったのですが、大西中将という人は、かなりの現実主義者だったようです。だから、『天皇あっての国家』ではなく、『国家あっての天皇』と考えていたのですね。そして、国家とは、国民あってこそのものである、と。『まず国家ありき』ではないのですね。これは決して不敬ではないと思います。とても誠実な態度であり、だからこそ逆に特攻作戦をやめることが出来なかったのです。先に死んでいった者を尊重するがゆえに。 そしてそれは、国民のために、軍人と国家は最後の最後まで戦い抜かねばならない。それが国家の責任である、という思想になり、それが徹底抗戦という主張になったわけです。「(職業)軍人と国家指導者は、全員先頭に立って死ぬべきだ」「そうなって初めて、残った国民が敗戦を決めればいい」ということで、国家と軍人の責任を自ら問うているのです。 果たして、現代、真の意味で自らの命を懸けて責任を果たそうとする指導者、政治家がどれくらい存在するでしょうか。 非合理を前提で始めた戦争を、今になって合理で解決しようというのは国民に対する背信ではありませんか。 ―そのとおりです…というか、あの状況で、合理主義者がこれを言うので説得力があります。だから、簡単に終わることなど絶対に出来なかったのですね、あの戦争は。 と言いますか、負けている戦争を終わらせるのは本当に困難ではないでしょうか。 今から想像するだけでも、正直よくあそこで終わることが出来たものだ、と思います、私は。まさに『ご聖断』は大変な決断だったと思います。 後になって「何故もっと早く降伏しなかったのだ、そうすれば広島・長崎も防ぐことが出来た。当時の指導者どもは無能だ」などとしたり顔で主張する連中がよくいますが、馬鹿なことを言っちゃいけません。 ―歴史を後知恵で語るのは反則です。そんな結果論は無意味です。 特攻という作戦についても、本当は触れたかったのですが、異様に長くなってしまったため、それはまた別の機会に。 会津藩が敗れたとき、白虎隊が出たではないか。ひとつの藩の最後でもそうだ。いまや日本が滅びるかどうかの瀬戸際にきている。この戦争は勝てぬかもしれぬ。 ここで青年が起たなければ、日本は滅びますよ。しかし、青年たちが国難に殉じていかに戦ったかという歴史を記憶する限り、日本と日本人は滅びないのですよ。 ―すべての特攻隊員の英霊と、大西中将に、心から合掌、そして最敬礼。
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2008.03.24 映画「明日への遺言」を観てきました えー、台湾の次期総統に馬英九氏ですか。有名な反日・親中野郎ですね^^まぁ、この人の個人的な反日志向はさておき、『中台共同市場』とか言っておるようですが、親中路線で行くのでしょうか。実利路線と言われていますが、逆効果になりはしないでしょうか。一応この人は『反共』だそうですが、これも疑わしいものです。まぁ、独立路線を後退させたということで、とりあえず中共政府を無闇に刺激しないという意味では、短期的にはこれも悪くないのかもしれませんが、少しずつ中共に取り込まれていくようなことになると、こちらとしても非常に困りますのでそのあたりは注視が必要かと思われます。
というわけで、一部で話題になっているかもしれない、映画「明日への遺言」を観てきました。といっても昨日や今日観たのではなく、一週間以上前の話ですが(笑)。 こんな映画です↓ http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD11627/ で、感想ですが― 正直言ってつまらない…。非常に退屈。ものすごく安い(笑)。不合格。 まずアバンタイトル部分で、当時の実写フィルムとナレーション(担当が竹野内豊^^)により、『無差別爆撃の歴史』が語られます。まず最初にドイツによるゲルニカ爆撃、そして次に日本による重慶爆撃が説明されます。ここで登場するのが愛国者の皆さんならよくご存知の、『置きざりにされて独りで泣いている赤ん坊のトリミング写真』!捏造歪曲反日プロパガンダ写真を使うとはトホホです。 巻頭からいきなり「あちゃー左翼映画なのか('A`)」と萎え萎えです。だいたい、重慶爆撃にしても、あれは民間人殺傷を企図した無差別爆撃ではないでしょう。その後、連合軍によるドレスデン大空襲、そして東京大空襲と紹介されるわけですが、これではまるで「日本(ドイツ)が先にやったから同じことをされたのだ」と主張しているかのようです。ま、あまりそういう描き方はされていませんが、そういう穿った見方も可能です^^それにしても最初からいきなり少し気に入りません(笑)。 岡田資陸軍中将のことは、うかつにも知りませんでした。これは実話ベースだそうで、岡田中将はとても立派な軍人だったと思います。帝国軍人の鑑(かがみ)です。しかし、映画がつまらないのはまた別の話です^^ 主役の岡田中将を演ずる藤田まこと。すみません、全然軍人に見えません。藤田さんの演技がどうこう以前に、まず老けすぎです。まぁ藤田さんも74歳ですか、いくら高級将校であっても、ちょっと無理がありますね^^50代か、せめて60代の役者さんで、他に適当な人はいなかったのでしょうか。 それと、老けすぎているのもさることながら、藤田さんの年齢であっても、やはり戦時中は子供であったわけで、当然軍隊経験はありません。よってやむを得ないのかもしれませんが、所作や話し方もとても軍人、将官には見えません(聞こえません)。まるで単なる好々爺のようです^^『凛』としたものが感じられないのですね。 それから、これ、アバンタイトル部分以外は、たぶん九割近くが法廷シーンなのですね^^で、また脚本や演出にメリハリが感じられないので、恐ろしく退屈です。「おおっ」と唸らせるような素晴らしい台詞でもあれば良いのですが、まったくなし。まぁ、史実としてそのような台詞がなかったのかもしれませんが、映画ですから、いわゆる『映画的嘘』はあったほうが良いと思います。 あと、なんせほとんどが法廷シーンなので、安いです^^キャスティングも、著名なのは藤田まことと富司純子くらいですから、制作費のほとんどが藤田さんのギャラではないでしょうか(笑)。あ、若手人気女優の蒼井優はですね、実はチョイ役で、どうでもいい役です^^顔見世、客寄せの出演です(笑)。 原爆の話が出るシーンで、法廷の片隅にある(?)トルーマンの写真が映されるのですが、この部分だけ印象に残りました。ひょっとすると、製作者には、原爆投下に関するトルーマンおよび米国の戦争犯罪を追及するような意図も、隠しテーマとして多少あったのかもしれません。 あとは…うーむ、このテーマならもうちょっと面白く出来そうな気がするのですが、正直これは退屈でした。残念です。米英の、民間人を狙った無差別爆撃に対する批判も非常に中途半端で、結局「部下を守った責任感と信念の人、岡田中将は偉かった」で完結しているような印象です。まぁ、それはそれで悪いとは言えませんが、それだけがテーマにも思えてしまうのはいかがなものかと。 …しかしなんですな、この映画を論評しているブログ等をいくつか覗いてみましたが^^映画の出来に対する賛否はともかく、やはりほとんどの人があれなんですね、『日本がすべて悪いのだ史観』で固まっているようです。 いわく、「過去の日本の過ち」だの「悲惨な戦争を引き起こした過去への反省」だの「日本の戦争責任者は責任を取っていない」だの…。 そりゃ、戦争が悲惨なのは解っとります。それに、日本が無謬(むびゅう)であるとも言いません。 しかし『日本が起こした戦争』という考え方自体がまずおかしいと思うわけですね。戦争ったって、当然相手あってこそのもので、日本だけで戦争は出来ませんよ^^なぜこのような基本的なことが理解出来んのでしょうかねぇ。 このような単純きわまる認識を改めさせるのは非常に困難なことであると思わざるを得ません。 日本が起こした日本が起こしたとうるせえ!真珠湾?そのずっと前からアメリカとは戦っとるわ、シナ大陸で。
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